当歳セリは勝ち上がりはいいが収支良くない

サラブレッドのセリ(市場取引)にはいろいろありますがどこで売れた馬の成績がいいのでしょうか?

こちらでは過去20年間のセリ売却馬のうち、セリで売買されたタイミングに注目し全体を当歳、1歳、2歳の3つに分けて傾向を分析します。

 

勝ち上がり率

棒グラフ:各年齢ごとでのセリ売買頭数(0=当歳、1=1歳、2=2歳)

折れ線グラフ:勝ち上がり率(0.22→22%)

まず全体の頭数としては圧倒的に1歳で売買された数が多いです。当歳も2歳もそれぞれ5000頭程度なのに対して1歳は22000頭と、セリ売買馬全体の7割くらいは1歳で取引された馬ということになります。

勝ち上がり率では当歳セリで売れた馬が優勢です。1歳と2歳はほぼ同じ22%ですが、当歳セリは40%と2倍近い結果を出しています。

 

収支平均

棒グラフ:各年齢ごとでのセリ売買頭数(0=当歳、1=1歳、2=2歳)

折れ線グラフ:収支平均(-1.1k → 平均収支マイナス1100万円)

収支平均は逆に当歳セリがもっと悪く平均収支マイナス1900万円。1歳と2歳は収支平均もほぼ同じでマイナス1100万円。