収支(回収率)の計算方法

こちらでは当サイトの収支の計算方法を定義します。

1999年〜2018年に生まれた市場取引馬および一口馬主クラブ管理馬を分析対象としています。

一口馬主は儲かるか(収支プラス・マイナス比率)

クラブ収支・勝ち上がりランキング

 

馬主の収入

(1)獲得賞金

競走馬には「本賞金」と「総獲得賞金」と2つの賞金とつくものが設定されていますが、総獲得賞金がレースの結果により得たお金です。馬主の取り分はこのうちの80%なので総獲得賞金x0.8を収入とすべきですが、それだと収支マイナスが多すぎて機械学習上都合が悪いので、本サイトでは便宜上「総獲得賞金」すべてを収入としてしまいます。

(2)各種手当

中央競馬では出走するたびに出走手当が出ます。長期休養などでも出る場合があります。また引退の際には保険料やその他の収入があります。クラブや馬の状況により変わってきますがカンタンにするためにこれらは下の(4)のなかに吸収するとして0円としておきます。

 

馬主の支出

(3)購入費用

馬の代金です。ここではクラブがその馬を購入した金額、ではなく会員に提供している時の金額とします。

一口馬主は募集総額により、会員に販売している金額がわかりますが、それ以外の馬については市場取引馬の売り出し価格+200万円(仮に一口馬主で売り出した場合のクラブ側の利益分)を総額として計算します。

 

(4)維持費

まず2歳の1月までは競走馬は牧場で育成されています。一口馬主では2歳の1月から別途維持費が発生するの通常です。

維持費は、牧場で育成されているか、厩舎に入厩しているかにより異なりますが一頭あたり30〜60万円/月と言われています。

難しいところですが、(2)とある程度相殺したとしてここでは30万円/月として計算します。(2歳1月から引退まで毎月)

(補足:これまで2歳から維持費取られてたはずなんですがシルクは1歳の買った翌月から取られ始めたみたいです)

 

まとめ

収支=(1)総獲得賞金

ー (3)購入費用 (一口馬主募集総額、または市場取引価格+200万円)

ー (4)維持費 (30万円x2歳1月から引退まで毎月)

獲得賞金は(騎手、調教師、クラブ取り分、税金など考慮せずに)総額、維持費も((2)各種手当考慮しても)低めにするなど、都合上収支プラスになりやすいような計算方法を採用しています。

分析対象

生年が1999年から2018年までのサラブレッドのうち

市場取引馬、一口馬主クラブ管理馬