おすすめの一口馬主クラブ(勝ち上がり・回収率比較)2024年1月版

2021年生まれ分を反映し過去20年分のデータでランキング作り直しました。2021年生まれの勝ち上がり率予測値算出に当たり、2022年年12月30日現在の総獲得賞金に対して400%の補正を加えて例年の勝ち上がり率と平準化するようにしています。ただし収支平均はそのままの総獲得賞金を使用しています。

 

一口馬主クラブの収支(回収率)と勝ち上がり率のランキングを見ていきましょう。

まずクラブ選びは大変重要です。各クラブは入会後、ほぼすべて毎月の会費(3000円くらい)を払うことになります。あわせて口数ごとの維持費も払うことになりますが、クラブにたくさん入会してしまうとその数ごとに月会費を支払うことになります。買いたい馬がいるからとたくさん入会する方もいますがクラブは多くても2~3に絞るのがおすすめです。

 

収支ランキング

2002年〜2021年生まれの20年間の各クラブ所属馬の収支を見ていきます。折れ線グラフが収支平均(単位:万円 縦軸右)、棒グラフが件数(募集頭数合計 縦軸左)です。収支が好成績のクラブが左から順に並んでいます。

 

 

収支トップはサンデーですがそれでも平均収支マイナス。他は言うまでもなく、いかに一口馬主で収支プラスにするのが難しいかがわかります。次にノルマンディー、グリーンの上位3クラブはかわらず。前回からシルクが(イクイノックスなどの活躍で)8位→4位と大幅に順位をあげました。前回落とした社台、G1はいずれも順位アップ、逆にキャロット、ウイン、東サラ、ターファイトあたりが順位を落としています。

インゼルはまだ2年目なのでまだまだこれから。それ以外の下位の6クラブ、ライオン→広尾→京都→大樹→ワラウカド→DMMはほぼ前回とかわらず

最下位のDMMは以前、セリで1億円で買った馬を、総額2億円以上で一口募集するムチャをやっていたこともあり収支では最下位になっています。最近はこんなことはやめて健全な総額設定しているようですが、クラブ立ち上げ後の2015年生まれから4年連続で平均収支最下位になっていて、やはりセリで購入した馬中心ということもあり総額設定が割高になってしまっているかもしれません。

 

勝ち上がり率ランキング

次に勝ち上がり率を見ていきましょう。折れ線グラフが勝ち上がり率に変わります。右の縦軸はそのまま「勝ち上がり率」の平均です。

 

2024年度もやはりサンデーが1位、2位には最近復活気配の社台がDMMを抜いてあがってきました。以降上位からDMM、キャロットに新設インゼル、ある程度頭数もそろって来てのこの結果は(収支の成績から割高感ありますが)今後も注目のクラブのひとつ。そのあとはG1、東サラ、シルク。社台に続きG1も勝ち上がり率で前年より順位をあげています。シルクはまた2ランクアップ

下位3クラブはまた少し入れ替わって今回はワラウカド、京都、友駿。

 

社台系クラブ年次成績:シルクの成績が低く出た理由など

非社台系クラブ年次成績1:DMM毎年の収支など

非社台系クラブ年次成績2:ノルマンディー年次推移など

収支と勝ち上がり率では、勝ち上がり率のほうが明確な差がついていることもあるので勝ち上がり率を軸にクラブ選びをすすめたほうがよいと思います。

 

獲得賞金1億円以上

今年も獲得賞金1億円以上の”アタリ”の馬がどれくらいの割合出でるのか調べてみました。

今年はついに首位入れ替わり社台が一位、サンデー、キャロット、東サラ、シルクが上がってきています。以下ラフィアン、G1、広尾、ロードと広尾が前回より2ランク落としています。また過去20年間の約10万頭のうち獲得賞金1億円以上は1.8%で、ローレル以下の下位クラブはそれを下回っています。自分の馬がG1を勝ったり種牡馬になったりする夢もみたいので、その確率を上げるためにもなるべく上位のクラブがよさそうです。ノルマンディーがそのボーダーラインの1.8%までダウン

 

一口馬主クラブ選びまとめ

  1.  お金に余裕のある方:40口クラブのサンデーサラブレッドクラブ、社台サラブレッドクラブ(一口数十万円〜)
  2.  もう少し安く楽しみたい:400〜500口クラブの東サラ、キャロット、シルク(一口数万円〜)
  3.  さらにもっと安く:1000口以上クラブのDMM、広尾(一口数千円〜)
  4.  収支にこだわるなら:ノルマンディー、グリーン(一口数万円〜)

単なる一時的な好調ではなさそうな社台を推奨クラブに追加しました。

キャロット、シルクは入会すらたいへんな状況なので他のクラブもおすすめしたいところですが東サラ、シルクが前回よりやや順位を落としており

すっかり健全なクラブになったDMMは会員向けサービスも充実していると評判もよく、1口数千円から出資できる1000口以上クラブではなかなかよいのですが、今後成績は落ちていく予測が出ているのと、収支はあまりよろしくなくあくまで「収支度外視でいいから高確率で活躍する馬をもちたい」という方向け。

広尾は獲得賞金1億円以上の馬の割合が比較的高く「平均的な結果はともかく1頭の大物を見つけたい」という方向け

 

一口馬主クラブHP一覧(勝ち上がり率ランキング上位順)

DMMバヌーシー(DMMドリームクラブ)

サンデーサラブレッドクラブ(サンデーレーシング)

社台サラブレッドクラブ(社台レースホース)

東京サラブレッドクラブ(東京ホースレーシング)

キャロットクラブ(キャロットファーム)

G1(ジーワン)サラブレッドクラブ(G1レーシング)

ウインレーシングクラブ

ラフィアンターフマンクラブ(サラブレッドクラブラフィアン)

ロードサラブレッドオーナーズ(ロードホースクラブ)

シルクホースクラブ(シルクレーシング)

グリーンファーム愛馬会

ノルマンディーオーナーズクラブ(ノルマンディーサラブレッドレーシング)

広尾サラブレッド倶楽部(広尾レース)

ワラウカド(フクキタル)

サラブレッドクラブライオン(ライオンレースホース)

ローレルクラブ(ローレルレーシング)

ユニオンオーナーズクラブ(ヒダカ・ブリーダーズ・ユニオン)

大樹レーシングクラブ(大樹ファーム)

YGGオーナーズクラブ(YGGホースクラブ)

ターファイトクラブ(ターフ・スポート)

友駿ホースクラブ愛馬会

京都サラブレッドクラブ(京都ホースレーシング)

インゼルサラブレッドクラブ