2020年度 買ってはいけない種牡馬(1)
一口馬主の馬選びでまず最初に気になるのはやはり種牡馬(父馬)。7月版AI(機械学習)においても最も重要なパラメータとされていて私達の感覚とずれてないようです。
ここでは種牡馬についてもう少し細かい分析をしていこうと思います。
画像内のグラフの構成は以下のとおりです。
左上:指定した種牡馬(件数=頭数と勝ち上がり率平均)
中央上:クロス1本目の種牡馬名とその血量(0.0625は5×5のクロス)
右上:牧場(勝ち上がり率を表示、件数が多いほど背景色濃)
中段:年ごとの勝ち上がり率推移(折れ線グラフ) 棒グラフは件数
下段:クロス総本数(5×5なら2、5x5x5なら3)と勝ち上がり率の関係(件数が多いほど色が濃)
右下:ファミリーナンバー(勝ち上がり率を表示、件数が多いほど背景色濃)
ディープインパクト
2012年生まれでやや落ちていますが安定して高い勝ち上がり。平均59.5%(牡馬67% 牝馬51%)という勝ち上がり率は2位のキングカメハメハの45.2%を大きく引き離してトップです。クロスなしが平均を越えている以外はあまり偏った傾向もなく欠点となるところもなく全体的に非常に優秀です。
キングカメハメハ
勝ち上がり率平均45.2%(牡馬55% 牝馬32%)と牡馬を買うべきのようです。2015年、2016年生まれにかつての勢いがないのと2017年生まれで思い当たる活躍馬も見当たらないので2019年生まれはちょっと手を出しづらい気もします。
ハーツクライ
平均44.0%(牡馬48% 牝馬38%)毎年非常に安定して好成績です。クロスなしも悪くありませんが、LypherdやNorthern Dancerのクロスが入っている方がよさそうです。
ロードカナロア
平均41.8% クロスなしはよくなくIn Realityやミスプロ、Nureyevのクロスが入っていたほうがいいようで、ちなみにアーモンドアイも1つ目の一番濃いクロスがNureyev。また全体の勝ち上がり率の牡牝平均はそれぞれ33%、21%と牡馬優勢なんですがロードカナロア産駒は38%、46%と牡牝逆転しています。収支はもともと全体的に牝馬がよいのでロードカナロアなら牝馬を買うべきのようです
ルーラーシップ
平均37%(牡馬47% 牝馬27%)2016年生まれでの落ち込みが少し気になりますがどうでしょうか。クロスなしが60%と好成績。社台ファーム生産馬の成績が異常に悪いのは気になります。
ハービンジャー
AIの評価は低いようですが勝ち上がり率平均30.4%(牡馬35% 牝馬24%)とそんなに悪くないようです。自身のNorthen Dancerのクロス以外はない方がよさそうです。
バゴ
最後は、クロノジェネシスで俄然注目のバゴです。2016年生まれまでの平均では勝ち上がり率24%(牡馬28% 牝馬17%)とあまりよくありませんが、頭数の多いノーザンファームなどは50%と、他に有力種牡馬多い中バゴをつけるのは配合的な根拠ありと見ていいかもです。ただもともと数値が低いので安易に手を出すのは禁物
海外種牡馬
Frankel (34頭)
勝ち上がり率44.1% (牡33% 牝50%)クロスは少ないほうがいい 初年度から少しずつ成績落ち気味
Medaglia d’Oro (30頭)
36.7%(牡46% 牝29%)Northen Dancerの血を母でさらにプラスしたほうがいい 2015年産以降は低迷
Tapit (29頭)
75.9% 2015年に落としたが2016、2017年はまた成績上げてきています
Giants Causeway (67頭)
34.3% (牡54% 牝13%)Northen Dancerのクロス追加あったほうがいいです。
その他