2020年度 買ってはいけない種牡馬(2)
一口馬主の馬選びでまず最初に気になるのはやはり種牡馬(父馬)。7月版AI(機械学習)においても最も重要なパラメータとされていて私達の感覚とずれてないようです。
ここでは種牡馬についてもう少し細かい分析をしていこうと思います。
画像内のグラフの構成は以下のとおりです。
左上:指定した種牡馬(件数=頭数と勝ち上がり率平均)
中央上:クロス1本目の種牡馬名とその血量(0.0625は5×5のクロス)
右上:牧場(勝ち上がり率を表示、件数が多いほど背景色濃)
中段:年ごとの勝ち上がり率推移(折れ線グラフ) 棒グラフは件数
下段:クロス総本数(5×5なら2、5x5x5なら3)と勝ち上がり率の関係(件数が多いほど色が濃)
右下:ファミリーナンバー(勝ち上がり率を表示、件数が多いほど背景色濃)
キンシャサノキセキ
勝ち上がり率平均35.5%(牡馬43% 牝馬28%) この馬はクロス多めのほうがよさそうです。またこれまでどの種牡馬でも他の牧場より良い成績だったノーザンファームと白老ファーム(牧場の上から3つ目)の成績が他の牧場より悪い(34%、25%)のが特徴的な傾向です。
サウスヴィグラス
平均35.3%(牡馬40%、牝馬28%) 安定して高い勝ち上がり率を維持していましたが2015、2016年の落ち込みは気になります
ゴールドアリュール
平均36.0%(牡馬44%、牝馬25%)こちらも2015年、2016年の落ち込みは気になります。クロスなしはよくないんですがクロスありなら総数2本(5×5や4×5など)がよさそうです。
ノヴェリスト
自身のクロス+もう1つか2つのクロスがあったほうがいいようです。ただ19.8%と勝ち上がり率平均が高くありません。
アイルハヴアナザー
平均28.6% 2016年で若干落としていますが安定した勝ち上がり率キープしています。自身がクロス2本DanzigとMr.Prospector(総数4)もあるので他のクロスなしが無難です。頭数の多いマイネル・ウイン系の牧場よりも社台系の牧場のほうが好成績です。
ダイワメジャー
平均44.4%(牡馬48% 牝馬41%) 高い勝ち上がりをキープしつつ2014年〜2016年と着々アップしています。こちらはクロスなしではなくクロスありを選ぶべきのようです。
ブラックタイド
平均23.9%(牡馬24% 牝馬23%)牡馬に比べて牝馬の勝ち上がり率が意外といいです。キタサンブラック効果で2016年の頭数および勝ち上がり率の上昇も見られますが、キタサンの種牡馬入り、全弟ディープインパクトとその産駒の血が国内に広まったことからするとこれからどこまで期待できるか。