勝ち上がり率の定義

当サイトでは勝ち上がり率を以下のように定義しました。

地方での最下級条件の1勝と、中央の新馬戦の1勝を同列にあつかってよいかなども考慮して、総獲得賞金1000万円以上を「勝ち上がり」としています。

ちなみに1994年以降の市場取引馬、一口馬主対象馬をサンプルに勝ち上がりの有無を円グラフにすると下のようになります。

青が「勝ち上がり」できなかった数72%、緑が「勝ち上がり」できた数28%。総獲得賞金1000万円以上あげられる馬は全体の3割弱ということになります。

 

中央競馬の新馬戦・未勝利戦の賞金は500万円〜700万円くらい。1000万円という総獲得賞金というのは1回勝って数回入着したくらいで到達できる額になっています。

また、「勝ち上がり」できなかった馬には、未勝利から抜け出せなかった馬だけでなく、登録はあったが名前すらつけられなかった馬、調教していたがデビューできなかった馬なども含まれます。

 

最後に一口馬主クラブ馬に絞って勝ち上がり率を見てみましょう。

クラブ馬にのみ絞ると勝ち上がり率は上がりますが、36.7%と3頭買って1頭勝つくらいが”普通”というのは実際の感覚ともあうようです。